ブログ開設と、写楽 純米吟醸 夏吟うすにごり
ずっと昔、酒をつくるという仕事に就いていたんですが、何の縁かその後もお酒に関する仕事をすることが多くて、せっかくなので忘備録を兼ねてブログをはじめました。日々仕事で扱った商品や日常のお供のお酒を書き連ねて行きたいと思います。ちなみに庶民派なので、あまり高級なお酒を掲載することは滅多にない…はず。
１回目はわたくしの心の故郷、福島県の日本酒「写楽 夏吟うすにごり」。純米吟醸酒になっています。今は季節外れで売ってないので…画像はラベルだけで許してください。
いやー…美味いんですよこれが。
元々写楽という銘柄は人気があったんですが、最近は輪をかけて人気が出まして手に入りにくいのなんのって。提供元の宮泉銘醸さんのある会津若松に旅行に行ったときなんて、地元の酒屋さんが「大阪の問屋さんから買ってるのよ。地元から出たものを買い戻すなんて、変な話よね。」って苦笑いしてましたからね。
日本酒は１年間のうち季節によって、ひとつの銘柄でも「初しぼり」や「ひやおろし」だとか様々な種類が出荷されるんですけど、もちろんこの写楽もいろんな種類がありまして、うすにごりはその名の通り夏季限定の商品になっています。
まずですね、香りがいいんですよね。非常に爽やかな果実香で、蒸し暑い日本の夏でも「ああ、飲みたいなあ、美味しそうだなあ」と思わせてくれる。色はその名の通りうすく濁っていて、口に含むとほんのりとした甘みと乳酸菌のようなやさしい甘みが広がります。それでいて、甘さは感じるのだけどすっきりとした辛味の後味がありとても飲みやすく、まさに万人受けするような味わいになっています。日本酒ファンだけでなく、普段は日本酒を飲まない女性や、成人したばかりの若者にもぜひ飲んでみてほしい、そんな逸品です。（「とにかく辛い酒がいい！くどき上手の「ばくれん」とか、越の白鳥の「かめ口一番」みたいなやつ」という人にはちょっと甘いかもしれませんが…。）
個人的評価
写楽 純米吟醸 夏吟うすにごり
香り☆☆☆☆☆ 甘く爽やかな吟醸香
味わい☆☆☆☆☆ 食欲の減退する夏にも飲みやすい優しい酸味
おすすめ度☆☆☆☆☆ 入手が難しいお酒ですが、見かけたら買いでございます
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