SAKE&WHISKY'S GARDEN

昔々、とある会社でお酒をつくっていたハミングバード99の酒飲みレポート。基本的にお酒は、おすすめできる美味しいもののみご紹介しています。

バランタイン 12年

ゆったりとした時間を過ごせる、ということは、とても幸福なことだと思います。それらは日常の中に潤いをもたらし、活力を与えてくれる。昼寝をしたり、映画を観たり、読書をしたり。美しい景色を眺めたり。充実した時間を過ごすのは、本当に心地がいいですよね。傍らにいいお酒があれば、尚のこと。


こんにちは!hummingbird99です。今日は身近にあって、とても美味しいウイスキーについて記していきたいと思います。それがこちらの、日本でもお馴染みのウイスキーバランタイン12年でございます。

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バランタインも、先日ご紹介したシーバスリーガルやジョニーウォーカー、そしてマッカランやハイランドパークなどと同様スコッチウイスキーの名門として有名ですよね。「はじめてのウイスキーは何がいいの」と尋ねられた時、好みの味やつくられる土地、お酒がつくられるまでのストーリーなどいろいろとお話ししながら薦めたいところですが、「とにかく簡潔におすすめを教えてくれよ!」と言われたときに最有力候補になるのが、バランタイン12年だと思います。


バランタイン12年はその名の通り、12年以上熟成した原酒をブレンドしてつくられたウイスキーになります。単に飲みやすいというだけではなく、香りの良さ、口当たり、余韻など製品としてのバランスが素晴らしいんですね。早速、味の確認をしていきます。


もうね、この、グラスに注いだ段階で「ああ~」とため息が出るくらい香りがいいんですね。穏やかで濃密さのある甘い香り、干し葡萄、焦がしたカラメル、チョコレート、燻香(樽香)と僅かに梨が香ります。どうやってこの香り出してるんだろう。口に含むと、さすがは12年熟成。甘くまろやかでマイルド、落ち着きのある味わい。じわり、と口の中にピート感が広がっていきます。2口目にはピートとともにビターさ、その陰には渋みも感じます。そして飲み下すと、喉の奥にピートの深い余韻。「これが美味しいウイスキーだよ」、と優しく丁寧に教えてくれる、そんな仕上がりになっています。私もどハマりしてます(笑)


ロックにすると、濃密なカラメルとバニラの甘い香りが漂います。これもたまらない。またスモーキーさと、花の香りのようなフローラルさも感じることができます。味は甘みが幾分か抑えられ、スパイシーさとピート感をよく感じられます。渋みと苦みも面だって感じられますが、心地よいビターさと甘さの調和がとれており美味しく、ライトで飲みやすいため長く飲んでいられそう。友人やパートナーとゆっくりした楽しい時間を過ごす手伝いをしてくれそうです。


もし初めてウイスキーに挑戦するならば、単に「安いものから」ではなく予算が許す美味しい物から取り掛かってほしいなあ、というのが個人的な希望になります。美味しい、と思っていただいた方がその後も興味をもってもらえますもんね。このバランタイン12年はスーパーマーケットでもよく見かけられ入手しやすく、さらに価格もかなり良心的であるため、お酒好きにはもちろんビギナーの方にとてもおススメです。価格的には同じバランタインでもファイネストの方が安価なのですが、1000円程の差で味わいがかなり違うため、ぜひ12年の方をお試しください。もちろんファイネストも美味しいのですが、やはり12年の方がより美味しいと思います。

 

なかなかゆったりした時間が取れないけれど、残業にもめげない。やはりいいお酒は活力をもたらしてくれるようです(笑)

hummingbird99の個人的評価
お酒名:バランタイン 12年
分類:ブレンデッド
価格:2300円程
アルコール度数:40%
香り:☆☆☆☆☆(甘く優しいカラメル、スモークの香り。)
味:☆☆☆☆☆(穏やかで落ち着きのある、熟成されたウイスキーの美味しさ。)
おすすめ度:☆☆☆☆☆☆(まだ飲んだことの無い方には、本当に試していただきたいです。特にビギナー様におすすめ。)

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