SAKE&WHISKY'S GARDEN

昔々、とある会社でお酒をつくっていたハミングバード99の酒飲みレポート。基本的にお酒は、おすすめできる美味しいもののみご紹介しています。

タラモアデュー シードルカスクフィニッシュ

本日ご紹介するのはアイリッシュウイスキーの名門タラモアデューより、タラモアデュー シードルカスクフィニッシュ(サイダーカスクフィニッシュ)になります。


シードルというのはリンゴのお酒なのですが、その貯蔵に用いた樽をウイスキーの熟成に転用したのが今回ご紹介のシードルカスクフィニッシュになります。さっそく飲んでいきましょう。

 

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…写真が斜め?いや、これラベル自体が斜めなんですよね。ずれて貼られとる。5~6回撮り直して気づいた…。

 

香り:カルヴァドスとよく似た、甘酸っぱく、熟したリンゴの香り。渋さを伴う木樽の香りと、木炭のようなすっきり透明感のあるビターな香り、乾燥した穀物を思わせるのグレーン原酒の甘香ばしさ。プラム、ハチミツを思わせる濃密な香りも芳しく漂います。


味わい:甘くフルーティーで、フレッシュな口当たり。ほんのりと、時には鮮明に香る
プラムを感じます。さすがに重厚な熟成感というわけにはいきませんが、NA品ながらもやわらかく優しい味わいです。僅かに感じるソルティさ、スパイシーさがフルーティさの中で程よいアクセントになっていて、玄人から初心者まで幅広い人々が楽しめる味わいになっていると思います。

 

 

タラモアデューは最も有名なアイリッシュウイスキーのひとつ。四角く平べったい瓶、緑色のラベルが巻かれたボトルは、ウイスキーファンでなくとも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。


以前紹介したウエストコーク同様、このタラモアデューも3回の蒸留を行うことが多いアイリッシュウイスキーの例にもれず、クセが無く滑らかな味わいで、ウイスキーをこれから飲み始める、あるいは飲み始めたばかりのビギナーの方にもおすすめできる銘柄です。


シードルカスクウイスキーは初体験でしたが、「ここまで違うか!」と味わいの変化に驚きを得るとともに、新しい発見に心を躍る思いでした。シードルやカルヴァドスの好きな方はもちろん、「いつもと違うウイスキーが飲みたい」「シードルカスク原酒を味わってみたい」という冒険心、探究心のあるウイスキー好きには特におすすめしたい1本です。

 

ハミングバード99の個人的評価
お酒名:タラモアデュー シードルカスクフィニッシュ
価格:2500~3000円程(500ml)
アルコール度数:40%
香り:☆☆☆☆☆(甘酸っぱく熟した、リンゴのような香り。)
味:☆☆☆☆☆(プラムを中心とする、フルーティーで飲みやすい味わい。)
おすすめ度:☆☆☆☆☆(オークやバーボン、シェリーとも違う、シードルが持つ独特のフレッシュさを楽しめます。)

 

 

最近は以前にもまして朝晩冷え込みます。今回の台風では私の近所でも河川が氾濫してしまいましたが、被災された方、自宅に帰れない方々の体調が心配です。
ボランティアや募金など、微力ながらも何らかの形でお力添えできればと思います。

 

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